「もう一度、働きたい」その気持ち、補助金が後押ししてくれます
「定年後も、まだまだ誰かの役に立ちたい」「年金だけでは将来がちょっと不安…」
そんな思いを抱えている60代、70代の方は、実はたくさんいます。再就職に踏み出す勇気、それを支える制度――それが高齢者向けの補助金制度なんです。
日本は今、少子高齢化による働き手不足の時代に突入しています。だからこそ、経験豊富でまだまだ元気なシニア世代の再就職に、社会全体が期待を寄せているんです。ただし、「働きたい」と思っても、年齢や体力、スキルの壁にぶつかることもしばしば。でも大丈夫。国や自治体の補助金制度をうまく活用すれば、その壁をぐっと低くすることができますよ。
高齢者再就職を支える4つの主な補助金制度
「補助金」と聞くと、少し難しく感じるかもしれません。でも安心してください。ここでは、特に注目されている4つの制度をご紹介します。どれも、企業が高齢者を雇用しやすくする仕組みになっています。
1. 高年齢者雇用安定助成金
65歳以上の方を雇用した企業に、賃金の一部や職場環境の整備費用を支援する制度です。たとえば、パートから常用雇用に転換した場合、最大60万円の助成を受けられるケースも。
2. キャリアアップ助成金
非正規で働く高齢者を正社員化する際に支給されます。中小企業の場合、1人あたり57万円が支給されることもあり、企業にとって大きな後押しになります。
3. シニア人材活用支援事業(自治体ごとに異なる)
地域のニーズに合わせて、高齢者向けの職業訓練や再就職支援セミナーを開催し、参加費を補助するなどの取り組みが行われています。自治体によって内容が異なるので、市役所やハローワークで確認してみましょう。
4. 特定求職者雇用開発助成金
60歳以上の方をハローワークを通じて採用した企業に支給されます。たとえば、1年以上の継続雇用で最大60万円の助成が可能です。
再就職は「健康」と「やる気」がカギ!
厚生労働省の調査によると、60歳以上で再就職を希望する人のうち、実際に仕事に就けたのは約半数。年齢が高くなるほど難易度は上がりますが、専門スキルがある人は70代でも採用される例が増えてきています。
実際、人気の再就職先は警備員や清掃員だけではありません。たとえば、「営業経験を活かしたコンサル業」や「地域の活動をサポートするコーディネーター」など、これまでの経験を活かせる職種が増えています。
しかも、働くこと自体が健康維持にもつながるんです。ある研究では、「働き続けている高齢者は、認知症のリスクが下がる」というデータも。無理のないペースで社会と関わることで、心も体も元気を保てるのは嬉しい効果ですね。
【体験談】68歳の元営業マン、再就職で“第二の人生”をスタート!
私の叔父(68歳)は、定年退職後にしばらく年金生活を楽しんでいました。でも、「やっぱり何かしたい」「社会とつながっていたい」と思い始め、ハローワークへ。そこで出会ったのが「高年齢者雇用安定助成金」です。
当時、運転免許以外のスキルがなかった叔父に、相談員は「シニア向け軽配送の仕事」を提案。求人先の企業も「助成金で負担が減るなら」と快く採用してくれました。
最初はパート勤務からスタートし、1年後には常用雇用へ。そのとき企業は約40万円の補助金を受給。叔父も「自分を雇ってもらいやすくなった」と安心して働けたと言っていました。
いまでは週4日、地元の荷物を軽トラックで運びながら、月10万円ほどの収入。何より「仲間と話せるのが楽しい」と、毎日が生き生きしています。
たまに「今日はちょっと疲れたな~」とこぼす日もありますが(笑)、再就職が彼の人生に新しいリズムを与えてくれたのは間違いありません。
再就職を目指すシニアのためのアドバイス
●履歴書・面接のコツ
「健康状態が良好」「シフトの柔軟な対応が可能」といったポイントは、企業にとって重要な魅力。面接では、「経験を活かしたい」「社会と関わりたい」という前向きな姿勢をアピールしましょう。
●補助金を活用するために
企業側が補助金を活用するには、ハローワークや商工会議所への相談が近道です。申請はやや複雑に感じるかもしれませんが、無料のサポート窓口もあるので、活用しない手はありません。
まとめ|「もう一度働きたい」その思いを、制度が応援してくれます
年齢を重ねても、社会で必要とされていることを実感できるのは、働くことの大きな喜び。高齢者向けの補助金制度は、その一歩を後押ししてくれる心強い存在です。
「体力が心配」「自分にできる仕事があるのか不安」——そんな気持ちもあるかもしれません。でも、制度を知り、活用すれば、きっと新しい扉が開けるはずです。
まずは、一歩。ハローワークで相談してみませんか?
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